ログハウス(別荘)のデッキ全面補修&新たに屋根付きデッキへ
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2010年の8~9月にデッキの全面やりかえ工事をさせて頂きました。
かねてより家具をはじめたくさんのお仕事をさせていただいており大変お世話になっております。
別荘として使われているログハウスです。
10数年経っているログハウスなんですが・・・
デッキだけは冬の積雪のせいもありかなり痛んでおりました。
部分補修も考えましたが、思い切って前面やりかえとなり・・・
さらに積雪対策も考え新たに屋根を増設することにしました。
この地域(マキノ)はかなり雪の多い地域ですので。
それでは工事の内容を画像を交えて振り返って参ります!
ログハウスのデッキ工事前の様子
まずは工事前の画像を紹介します。
ちなみに約3年前に外壁のメンテナンスもさせていただいております。
こちらのログハウス(フィンランドログ)のデッキは本体ログがのびているパターンです。
痛みを放っておくと本体にも影響を及ぼしてしまいます・・・
屋根の向きからも分かりますが雪がまともにデッキに落ちてきます。
なんといっても冬場の積もりっぱなしの雪がデッキを傷める原因につながってしまいます。
ログフェンスの傷みがかなり進んでいました。
ちなみに『ポスト』はどりー製のものです。
こちらの階段は階高がかなり高かったので使い勝手は悪かったようです。
傷みはありませんでしたが・・・・
ちなみに入り口に設置してある『門扉』はどりー製です。
こちらはデッキ下です。
根太に使用されている注入材はまったく傷みもなく大丈夫でした。
こちらは基礎の上に設置された土台です。
この土台の傷みが激しいものでした・・・・
一番大事な部分と言えるところなんですが。
ログハウスのデッキ工事です。解体作業です。
まずは解体作業からです。
前面やりかえなので、余計なことを考えずにどんどん解体していきます。
まずは雨どいを取り外します。
雪使用なのでこれでもかという位金物を付けています。
この雨どい一式は再利用するためきれいに洗っておきます。
階段を上がって入り口あたりの傷みが一番きつかったです。
だいたいめくってみて『えーーー』と思うものです。
部分補修ではちと難しかったかもしれません・・・・
チェーンソーも利用しながら解体していきます。
ボルトがはいっているところがけっこう大変です。
すっきりと解体したあとの本体ログ部分です。
本体ログの傷みはまったくありませんでした。
本体ログから伸びていた部分もきっちり切り揃えました。
こちらは解体した材です。
意外にかなりの量がありました。
長年ご苦労様でした・・・・
廃材を産廃のコンテナに納めたところです。
ちょうどうまく積み込むことができました!
材に、これまでありがとうございました・・・・
スッキリ解体が終わった後でラフプランをもとに設計をします。
これでいよいよ造作に入っていきます。
ログハウスのデッキ工事です。造作作業(根太・床・柱)です。
解体が終わった時点で正確な寸法を測ってきちんと設計します。
ほぼ予定通りのプランで造作を進めていけそうです。
まずは土台と根太の施工です。
土台には90角の注入材と2*4の注入材を合わせて使用しています。
根太には2*6の注入材を使用。
今回は屋根がつくのでこの部分が傷んでくることはないでしょう。
ログ本体との結合はシンプソン金物を利用しています。
根太までできたら柱を先に立てておきます。
柱はレッドシダーの90角を使用しています。
屋根を支える柱以外ができたところ。
向かって右側の柱が低いのには意味があります・・・・
床を張り始めたところです。
しっかり割付を考えて張っていきます。
床材はレッドシダーの1*6(厚み26ミリのもの)を使用しています。
このレッドシダーは加工もしやすく耐久性も抜群です。
耐久性の面では、雨が当たらないのでこの材でなくてもいいかもしれませんが・・・・
ただやさしい感じをだすならやはりコレです!
最後の2列を残したところまで床を張って足場ができたら屋根の高さ(勾配を決めて)をきっちり採寸します。
屋根の高さなどおさまりが決まったら残りの柱を加工してたてます。
あとは残りの床を張って仕上げておきます。
床の両端は最初から切り揃えずに伸ばしておき後で切りそろえます。
次の工程は屋根にとりかかります。
ちなみにこのデッキの広さは約2100*5300となります。
ログハウスのデッキ工事です。造作作業(フェンス・ベンチ・階段)です。
屋根ができてホッとしたところですが・・・・・
残りの造作を一気に進めていきます。
まずは右側のベンチを兼ねたフェンスを施工。
低い柱を取り付けていたのはこのためです。
L型にベンチコーナーを作成しています。
ちなみに以前のデッキにも少しですがベンチコーナーがありました。
屋根材の中空ポリカもいい感じ・・・・
フェンスができました。
縦と横のデザインもなかなかいいものです。
よく見れば分かりますが、この段階で雨どいを施工しました。
階段を作ってしまうと足場がしにくくなってしまいますから・・・
雨どいの施工はいつもお世話になっている平田板金さんにお願いしました。
デッキの中の様子です。
ベンチコーナーをたくさん取りましたのでここで寝っ転がることもできます。
やはりデッキに屋根があると安心感があります。
光をしっかり取り込めますし、心配な紫外線もやわらげてくれます。
階段の施工です。
材はもちろんレッドシダーです。
以前の階段は階高が高かったため今回は段数を増やし踏みしろも広くしてあります。
これで安心して使用していただけます。
丈夫な手すりも設置しました。
門扉もできました。
右の柱には新たに電池式のセンサーライト(LED)を取り付けました。
中からはこんな感じです。
ちなみに今回の工事で塗料は『ウッドロングエコ』を使用しています。
これで工程がすべて無事におわりました
ログハウスのデッキ工事完了。
無事に工事が終わり使い勝手のよいデッキが完成しました。
正面から全体を見たところ・・・
以前にオーダーいただいたポストもきれいにして置かせていただきました。
斜めから見たところ・・・
少し目を引くデザインです!
少し心配なのは屋根から落ちてくる雪が階段を埋めてしまうことです。
ただこの別荘には地下室がありそこから室内に入ることができます。
(この工事も以前に施工させていただいております)
雪が多い時はこの階段を使用しなくてもいいということです・・・
この階段の上にも屋根を付けることもできますがデザイン的にどうかなということもあり・・・
とりあえず1シーズン様子を見てみることにしました。
後日お施主様が、お越しになり・・・・・
部屋がひとつ増えた感じですごく満足しているとのことでした!!!
本当にありがとうございました。
これまでにオーダーいただいたお仕事です。
こちらのお施主様は家具製作から始まり、ログハウスのメンテナンス・改装工事などで長くお付き合いさせていただいております。
- ハウス型ポスト
- 絵本収納ベンチ
- リビングワゴン
- ベンチスツール
- 収納座卓
- 本棚(美術全集30巻用)
- シューズボックス
- カップボード(食器棚)セット
- 洗面ルーム収納棚
- ログハウスの地下室改装&家具製作レポート
- 床下階段
※上記ページは、初代HPにて掲載いていましたが、リニューアルに伴いございません。
その他外壁の塗装・網戸の張替えのお仕事も。
振り返ると本当にたくさんのご依頼をいただいてます。
ありがとうございます!『感謝』