ウッドデッキの床板の張り方!プロが教えるコツ10か条とは?

DIY&ウッドデッキ
この記事は約10分で読めます。

「ウッドデッキをDIYしてるんだけど…」
「床板の張り方を詳しく教えてほしい!」

ウッドデッキの床板張りということは、もう下地(土台・根太など)ができたんですね^^どうも!あとりえどりーのissanです^^

ウッドデッキのDIY作業で、一番楽しいのが床板張りではないでしょうか?(きっと、私だけではないはず^^)

基礎や土台・根太がきちんとできていれば、一気に作業も進み形が見えてきますから…。

issan
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ただ、床は一番見えるところでもありますので、できるだけ綺麗に見栄えよく張りたいものですよね。

当然ですが、綺麗に床板張りをするコツはいくつかあります!

ちなみに私は、仕事柄もありウッドデッキの床張りは多数経験しています。

ということで、今回は私の経験を活かし【ウッドデッキの床板の張り方】を伝授しますね!

綺麗にウッドデッキの床板を張る方法10か条

ウッドデッキの出来栄えに、床板の張り方は大きく影響するものです。

そこで、綺麗に張るコツは10項目あるのでご紹介します!

  1. 割り付けをする!
  2. 基本は木裏を表にして張る!
  3. 張り始めは家側から!
  4. スペーサーを使って床板の隙間を等間隔にする!
  5. 要所要所で目印をつけて平行になるようにする!
  6. 床板が反っている時は矯正する!
  7. 両端は伸ばしておいて後から丸ノコで一気にカットする!
  8. 均等間隔に下穴を開けてビス留めする!
  9. 柱に干渉する床板の切り欠きはこうする!
  10. 床板の裏面は先に塗装しておく!
issan
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それではさっそく一つずつ解説していきましょう。

1.割り付けをする!

床板を張り始める前に、やっておかなければいけないのが【割り付け】です。

 割り付けとは、一言で言うと「床板をどのように並べるか」ということ。基本的に、床板は長手方向に張ります。

まずは、ウッドデッキ本体の出幅を使う材料の幅で割って何列にするかを決めます。

その前に、出幅を決める際に注意しておきたいことがあります。下の画像を見てください。

issan
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床板を幕板より25mm出したおさまりにしてあります。だいたいは、こういうような床板を少し出したおさまりにしますよね。

床板を出すおさまりにする場合、下地の寸法にプラスαした寸法が出幅になるということです。出幅を決める際は、前もって床板のおさまりを決めておきましょう。

例えば、出幅が2000mmで床板に2×4(89mm)を使う場合は約22.5列になります。

ただ、これは隙間を空けずに張った場合になります。水はけや通気性を考えると、必ず隙間(間隔5~10mm)を空けないといけません。

なるべく床板をそのままの幅で使えるように、隙間の大きさを調整して計算してみましょう。

つまり、最後の1列の幅を小さくカットしなくてもいいようにします。この場合、隙間を6mmにすると2000÷(89+6)でほぼ21列ちょうどになります。

ウッドデッキ本体の幅が床板1枚で1列張れる大きさなら、こういったやり方で割り付け作業をしてから張り始めて下さい。

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もし、ウッドデッキ本体の幅が大きくて床板1枚でおさまらない場合は、継手の割り付けも必要になります。

極力材料に無駄がでないように、効率よくどの根太で継ぐかを決めておきましょう。また見た目を考えると、毎列同じ場所で継ぐよりも左右交互にした方がいいです。

このように、継手の割り付けは一定の法則を決めておくと、全体的に見て綺麗な仕上がりになります^^

2.基本は木裏を表にして張る!

昔から、木表を見せることが日本の建築の基本になっています。確かに、木肌は木表の方が綺麗なので当然なことです。

 ただウッドデッキの場合、外部ということもあり腐りにくい施工をする必要があります。

ちょっとこの床板の画像を見比べてみてください。

上の画像は木表を上に、下の画像は木裏を上にしています。違いが分かります?

 木表を上にするとわずかですがお皿状()になっていて、木裏を上にすると少し山状()になっていますよね。
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つまり水はけの問題が関係してくるのです!木は必ず木表に向かって反ります。

だから木裏を上にして水はけをよくし、傷みにくい床板の張り方を心掛けましょう。

木裏の表面がよほどダメージを受けていない限り、床板は木裏を表にして張りましょう!

3.張り始めは家側から!

張り始めは家側からです。まあ、外側から張ろうとする人はほとんどいないと思いますが…。

 最初の1列目は、床板張りの基準にもなり大切なところです。ですから、材料はできるだけ反りのないまっすぐなものを選びましょう。

家にピッタリ付けずに少し間を空けておくことも忘れずに!

4.スペーサーを使って床板の隙間を等間隔にする!

床板の隙間が綺麗にそろっているかどうかで、全体の見た目がかなり変わってきます。

 隙間を等間隔にするために、必ずスペーサーを使いましょう。

隙間の大きさにちょうど合う材があれば、そのまま利用してもいいです。もしなければ、スペーサー専用に適当な材を使って作ります。

できれば、同じものを何枚か作っておきましょう。それは、スペーサーをよく下に落としてしまうから^^;

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すぐに拾える高さの低いデッキならいいですが、そうでない場合は替えがあった方が1回1回拾いに行く手間が省けますので。(もちろん後で拾いましょうね^^)

一番いいのは、スペーサーを下に落としてしまわないように、少し手間入りですがL型に作ることをおススメします。

L型のアングル(金物)を利用するのもいいでしょうね。

5.要所要所で目印をつけて平行になるようにする!

床板を綺麗に張るために、スペーサーは大事な役割を果たします。ただ、いくらスペーサーを使っていても少しずつずれてしまうものです。

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ウッドデッキ本体の幅や出幅が大きいほど、平行に保てないのが事実です。

※このウッドデッキは幅10m出幅3mあります。

 できたら、張り始めの起点から500mm間隔とかで根太に平行が確認できる目印をしておきましょう。

その印から測って同じ位置に床板がきていれば、平行にうまく張れているということになります。

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印をしておくと、大きくずれてしまう前にチェックすることができますし、修正もしやすくなりますよ。

では次に、材料が反っている場合について見ていきましょう!

6.床板が反っている時は矯正する!

床板に使う材料は、なるべく反りネジレのないものが望ましいです。でも、なかなかそううまく材料は揃いませんよね^^:

 だから、ほとんどの場合反りやネジレを矯正して張っていくことになります。

直接、手や足で押したりして反りやネジレを矯正できる程度なら簡単にできるでしょう。そうでない場合は、バールを使うと比較的簡単に矯正することができます。

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バールを使って矯正する場合は、必ず根太の上でやりましょう。また、材が傷つかないように当て木をすることも忘れないでください。

7.両端は伸ばしておいて後から丸ノコで一気にカットする!

床板の両端に関しては、切りそろえながら張っていく方法もあります。ただ、このやり方は意外に真っ直ぐ仕上がりません。

 一番いいやり方は、ある程度切りしろを残してわざと伸ばして張って、後から墨坪(真っ直ぐな材でも可)を使って真っ直ぐな線を引きカットすることです。
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ただ基準になる張り始めの1列目だけは、あらかじめおさまり通りの寸法でカットしておきましょう。これは、壁際で切りにくいことも考慮しています。

このやり方なら、間違いなく綺麗に切り揃えることができるでしょう!

ベランダデッキも製作しました!

8.ビス留めはこうする!

ビス留めに関して解説しておきましょう。その前に、ビスはできるだけステンレスビスを使うようにして下さいね。

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まず、要所要所の仮留めをしながら床板を張っていくことをおススメします。ただ、反りやネジレを矯正したところはしっかり固定するようにしましょう。

 そして、全体を張り終えてから隙間を微調整しながら、すべてのビス留めしていきます。そうすると綺麗に仕上げることができます!

ビス留めも均等間隔に揃うように、真っ直ぐな木を使って治具を作ってをしておきましょう。

それから、できれば下穴を開けてビス留めすることをおススメします。

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下穴を開けておけば、割れる心配もありませんし(特に木口の近く)綺麗にビスがおさまります!

やはり皿付きの下穴錐がおススメ。画像下が皿付きです。

皿付きで下穴を開けておくと…。

綺麗にビスの頭がおさまります^^

この下穴あけ作業は、少し手間がかかりますがかなり仕上がりの見た目がホント美しくなりますよ!

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では次に、ちょっとハードルの高い切り欠きについてのお話です^^

9.柱に干渉する床板の切り欠きはこうする!

ウッドデッキにフェンスをする場合、柱を立てることになります。当然ですが、柱に干渉する床板も張らなければいけません。

 その時にやらないといけない作業が【切り欠き】です。
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切り欠きは、特に初心者の方にはハードルの高い作業になると思います。ですので、切り欠きのやり方を詳しく解説していきましょう。

まずは、現物を柱にあてがって切り欠きする位置の印をします。

必ず現物合わせでやることが大切です!ぴったりではなく、1~2mm程度余裕をみましょう。

切り欠きの深さの寸法を測って材に写しだします。直角定規があれば非常に便利ですよ!

丸ノコで切り込みを入れていきます。切り過ぎないように注意しましょう。

このように、何本か切り込みを入れます。

間隔は10mmくらいで十分です。(固い材質の場合は、たくさん入れなければいけませんが)

丸ノコでは裏は奥まで切れませんので、手ノコを使って奥まで切り込みしましょう。

切り込みができたらノミを使ってとっていきます。意外に簡単にとれますよ!

とれきれてない所は、ノミを使ってきれいにしておきます。

これで切り欠きが完成です!

うまくいっているか確認してみましょう。

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バッチリいきました^^最初はなかなか慣れない作業かもしれませんが、この基本のやり方を参考にトライしてみて下さいね。

10.床板の裏面は先に塗装しておく!

床板の塗装に関して解説していきましょう。

一番いいのは、カットする前にすべての材料を先に塗って(木口以外の4面)しっかり乾かしてから張るやり方です。

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これができない場合は、裏面だけでも先に塗装しておくことをおススメします。

それは、耐久性にも関わってくる根太との接点が、張ってからだと塗れないからです。

ちなみに私がよくやる方法は、上以外の3面だけ塗りながら張っていくやり方です!

  1. まず手に取った材の表裏(基本的に木裏を表にします)を決めてサイズにカットします。
  2. 材を根太の上に置き、上以外の3面を塗って(継手がある場合は木口も)からビス留めしていきます。
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 このやり方は、施工性(スピード)は高くておススメです。

ただ、多少塗料が手に付いたりしますので、薄手のビニール手袋を履いて作業して下さいね。

工具に付いた塗料は、作業後に薄め液を使って綺麗に拭いておきましょう。

そして、床板がすべて仕上がってから上面を塗って仕上げます。裏面以外は最低2回、できれば3回塗っておくと耐久性もかな~りUPしますよ^^

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ちなみに、塗料は断然【キシラデコール】がおススメです!

ちなみにネットが一番安いかな?特典(便利なベロやハケなど)もついてきますしね^^

↑これまではほぼ楽天派だったんですが、Yahooショッピングも意外にお値打ちですね…。

それでは最後に、今回解説した床板の張り方のお話をまとめましょう!

まとめ

いかがでした?今回はウッドデッキの床板の張り方のコツを紹介しました。耐久性を考慮した綺麗に張るコツは10個ありましたよね^^

  1. 割り付けをする!
  2. 基本は木裏を表にして張る!
  3. 張り始めは家側から!
  4. スペーサーを使って床板の隙間を等間隔にする!
  5. 要所要所で目印をつけて平行になるようにする!
  6. 床板が反っている時は矯正する!
  7. 両端は伸ばしておいて後から丸ノコで一気にカットする!
  8. 均等間隔に下穴を開けてビス留めする!
  9. 柱に干渉する床板の切り欠きはこうする!
  10. 床板の裏面は先に塗装しておく!

最近は、ウッドデッキをDIYされる方がかなり増えてきているように思います。

中には、基礎から根太・柱まではプロにまかせて、比較的簡単な床板張りと塗装は自分でしたいという方もいます。

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そういったことで、今回は床板張りの際に気を付けるポイントを詳しく紹介させていただきました。

ぜひ参考にしてみてくださいね^^

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この記事を書いた人
いっさん

ログハウスとハンドメイド家具のあとりえどりー代表。(和歌山→名古屋→滋賀)移住後は、田舎暮らしを楽しみながら自分軸で生き自分発信中。
主にログハウスでの暮らし・子育てで学んだこと・アウトドアやDIYについて日々綴っています。
2003年&2012年生まれの姉妹のお父ちゃんです!

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コメント

  1. にるばな より:

    これからウッドデッキの床板を張るところでしたので、とても勉強になりました。ありがとうございます。

    • いっさん より:

      にるばな様

      コメントありがとうございます!
      ウッドデッキのDIYをされているんですね。素晴らしいと思います。
      たくさん楽しんでください。
      また、デッキ関係の記事は他にも書いていますので、色々参考にしていただければと。

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