上記画像:2010年に施工した階段。そろそろ洗いメンテが必要ですね^^;
「ウッドデッキの階段をDIYしたいけど、どうやって作れば?」
・・・って、悩んでませんか?どうも!あとりえどりーのissanです^^
ウッドデッキをDIYする時、階段って意外にハードルが高くないですか?私も最初そうだったのでよく分かります^^
階段を作る上で、必ず角度を出さないといけませんよね。その角度の出し方が???だったんです。
でも、ある道具を使えば一発で簡単に角度を出し、材料に写し出すことができることを知りました!
これまで数々の階段を作ってきた経験をもとに、今回は【ウッドデッキに付ける階段の作り方】をわかりやすく3つのステップにして解説していきますね。
階段の作り方ステップ1:各寸法を決める
ステップ1は、ウッドデッキの階段を作る上で必要になる寸法を決めていく作業になります。
階段の高さを決める
まずは、ウッドデッキの高さを測りましょう。地面からウッドデッキの床面までの寸法が必要になります。
分かりやすいように、例を出して説明していきましょう。
今回製作する階段の参考図面がコチラ。
※ウッドデッキ階段作り方 設計図
ここではウッドデッキの高さを1000mmとしますね。次に基礎をどうするか決めます。
で、基礎の高さを100mmとすると、1000-100=900mmになります。この高さをもとに、次に進みましょう。
階高を決める。
まずは、階高を決めましょう。階高とは、簡単に言うと階段1段の高さのことで、一般的に200mm前後が理想です!
例えば今回作るウッドデッキに付ける階段を4段(踏み板は3段)にすると、階高は900÷4=250mmになります。250mmは少し高すぎますね^^;
では、5段にしてみましょう。900÷5=180mmですので、ちょうどいい高さでいけます。
※ウッドデッキ階段作り方 設計図
ということで、今回の階段の階高は180mmで踏み板は4段になります。
階高が決まったら、次に踏み面の寸法を決めます。
踏み面の寸法を決める
踏み面は、広いほどゆったりと安心して使える階段になります!だいたい230~300mm位がいいでしょうね。
踏み面の寸法は使う材料によっても変わってきますが、今回は側板に2×10を踏み板に2×6を2列でいきましょう。
※ウッドデッキ階段作り方 設計図
2×6(幅140)が2列ということは、間10mmあけると290mmになります。かなりゆったりめの階段です^^
これで階段を作る上で必要になる【階高と踏み面の寸法】が決定しました。
参考までに、冒頭の写真にある階段は階高190踏み面235です。材に2×10を使った標準仕様の階段になります。
では、作り方のステップ2にいきましょう!
階段の作り方ステップ2:角度を出して材に写し出す
ステップ1で、各寸法が決まりましたね。ステップ2では、この寸法をもとに側板を作っていきます。
側板さえきちんとできれば階段製作はほぼ完成と言ってもいいくらいですので、間違いないように作業しましょう!
まずは階段の角度を出します。
角度を出す
角度を出すのに必要なのが、先程出した階高と踏み面の寸法です。さっそく角度の出し方なんですが…。
これは冒頭で「ある道具さえあれば、一発で簡単に角度を出すことができる」と言いましたよね。
ある道具とは、指し金なんです!
DIYには必需品ですよね!もちろん持ってますよね^^
今回決まった寸法は、階高180踏み面290でしたね。では、どうやって指し金を使って角度を出すのかというと…
側板の上側端に、指し金の片方を180もう片方を290に合わせます。
こんな感じです!
このままそれを伸ばして、側板に線を引きます。
これが階高180踏み面290の角度であり、地面と水平になる線というわけです。
どうです?簡単に角度が分かるでしょ!
この方法だったら、階高・踏み面さえ分かれば指し金を使って角度を出すことができますよね!便利な道具ですね^^
角度が分かったら、次は側板に墨付け(写し出し)していきましょう。
側板に墨付けをする
まずは、任意のところ(材のなるべく端の方で)で角度線(水平線)を1本引きます。
この線を階段の最上段とします。
次に、この線と直角に階高180まで線をおろします。
次に先程引いた線に対し、もう一度直角に線を引きます。これが1段下の角度線(水平線)になります。
この工程を繰り返して、必要な段(今回でいうと5段)分の角度線を引きます。
この線を階段踏み板の上場線として、各パーツのおさまり線を書いていきます。
参考までにこんな感じです。
あとは、側板の上と下のおさまりを決めて線を引きます。
上のおさまりは切り欠いてウッドデッキ本体の床板に乗せるようにします。
下も傷みにくいようにカット線を引いておきます。
基礎パッキンをかませる場合、その厚み分高さを控えるようにしましょう。
基礎パッキンは傷み防止にかなり有効なので、できるだけかませるようにしてくださいね。
これと同じ工程で、左右・表裏を間違えないように反対側の側板の墨付けもしましょう。ここでひとつ、材(表裏)の使い方のポイントを…。
- 木は性質上必ず木表に向かって反ります。
- 側板は、内側に木表を使ったほうがうまくおさまります。
- また踏み板は、木裏を上にした方が水たまりにならないので耐久性も上がります。
こんな感じです。
※ウッドデッキ階段作り方 設計図
どうですか?側板の墨付けはこれでできますよね^^ここまでできたら、いよいよ階段を形にしていきます。
では、ステップ3をどうぞ!
階段の作り方ステップ3:各パーツのカット&組立
ステップ3では、各パーツをカットして組立てていく作業になります。
まずは、側板からカットしましょう。カットできたら、確認のため一度仮に設置してみましょう。角度はバッチリですか?
図面通りおさまりました?問題がなければ、階段の内側寸法を決めて残りのパーツ(踏み板・幕板・踏み板を受けるさん)をカットします。
各パーツがカットできたら、先に塗装をしておきましょう!もちろん耐久性UPにつながります。
組み立てする前に、まず側板に踏み板を乗せるための横さんを取りつけておきます。
もちろん組み立ててから設置もできますが、大きさによってはかなり重くなります…。
まずは、仮に設置した側板に幕板を取り付けて側板をつないでいきます。(前から横さんに留め付けます)
次に踏み板を取り付けます。
踏み板の留め付け方は、上から下から側板からと3つ方法があります。
上からやるのが簡単ですが、耐久性とやりやすさを考えると側板から留め付けるのが良いでしょう。
これで今回の階段は完成になります。うまくできそうです?それでは最後に、今回のお話をまとめましょう!
最後に
いかがでした?今回は、ウッドデッキに付ける階段の作り方を3つのステップで解説してみました。簡単に振り返っておきましょう!
- ステップ1:階段の高さ・階高・踏み面の寸法を決める!
- ステップ2:指し金を使って角度を出し、側板に墨付けをする!
- ステップ3:各パーツのカットして組立する!
ぜひ、DIYでチャレンジしてみてください!
この記事にいただいたコメント!
コメントありがとうございます!
ウッドデッキの階段をDIYされてるんですね。素晴らしいと思います。
さて、側板の墨付け後の作業ですが、ここでもう一度順に説明致します。
1.まずは側板を墨線どおりにカットして、間違いないか仮に現物合わせで設置します。
2.問題なければ、その他のパーツ(踏み板を受けるさん・幕板・踏み板)をカットします。
3.ここで、耐久性を考えて1回目の塗装を組み立てる前にしておきましょう。
4.組立の順番は、まず側板の内側(墨付けした方)に踏み板を受けるさんをビス留めします。
5.左右の側板を現場に仮置きしてから、幕板をさんに向かって留め付けて側板をつなぎます。
6.最後に、下から順番に踏み板を設置していきます。(側板の外側からの留め付けがおすすめ)
言葉で説明するとこういった感じになります。
掲載している設計図面にも答えがあると思いますので、何度も見て頂けたらと。
また、次回のデッキ工事の際に、しっかり写真を撮ってもっとわかりやすいように追記する予定です!
細かい点で不明なことがございましたら「どの部分が分からないのか」遠慮なくおっしゃってください。
すずき様
コメントありがとうございます!
ご質問に関する回答ですが、本記事では画像つきでかなり詳しく説明させていただいております。
最初に引く角度線(階高と踏み面が決まれば指し金で書ける)を最上段にするということです。
ちなみに最初の角度線(水平線)は、最上段にしなければいけないという決まりはありません。
なので、FL線として上がっていってもいいと思います。やりやすい(イメージしやすい)方で、墨付けしてください。
わんちゃん様
コメントありがとうございます。また、説明が分かりづらくてスミマセン。
初心者の方にも簡単に理解していただけるように、もう少し補足を加筆するなり動画にするなり検討致します。
今しばらくお時間をください。
ほうほう様
コメントありがとうございます。さっそくですが「半割」について補足させていただきます。
・踏み板の横さんの仕様「2×4半割」⇒2×4を縦に半割したものです。つまり「2×2」ということになります。
・幕板の仕様「1×6 半割」⇒「1×6」を縦に半割した「1×3」になります。
半割…少し理解しにくい言葉でした^^;ぜひ階段のDIYを楽しんでください!
ほうほう様
お返事が遅くなりました。
『基礎パッキン』という商品名で検索してみてください。
ちなみにサイズは100×200×20で、縦に割り(50×200×20)2枚にして使っています。
固定は、下からビス止めをしてください。
ただの固形ゴムをかませるより、この基礎パッキンは隙間があるので
湿気がこもりにくくなっているため使っています。
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コメント
私も手作りに挑戦しようと思っていたので、参考にさせていただいています。
そこで質問なのですが、近所のホームセンターに行ったら、側板にする2×10材は、ホワイトウッドしかありませんでした。外階段ですので、やはりホワイトウッドはやめた方が良いでしょうか。レッドシダーが良いようですが、それ以外にも適した材って何があるでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、ご教授いただければと思います。
ますださん、この度はコメントありがとうございます!
階段のDIY、素晴らしいですね。
さっそくですが、材料に関してはなるべく耐久性が高いにこしたことはありません。なので、SPFやホワイトウッドは外部にあまりおすすめできません。
私的には、レッドシダーが長い目で見て一番コスパが良いと考えています。あと、強いて使うとしたら防腐注入材でもいいと思います。(塗装は必須です)
それから、もし加工に自信があるなら、やはりハードウッドでしょう。
ウッドデッキのDIY、長持ちする施工方法についてはhttps://at-drea.com/1054/を参考にどうぞ~。側板の下には、パッキンをかますのをお忘れなく…。
ぜひ、材料選びという「DIYの過程」も楽しんでください!ありがとうございます^^
回答ありがとうございます。
値段は高いかもしれませんが、レッドシダーで挑戦してみます。
>パッキンをかますのをお忘れなく・・・。
これは良い方法ですね。実は、現在の側板の下部(基礎に接している部分)が腐食してしまい、板をあてがって保たせている状態ですので・・・。(笑)
器用な方ではないですが、頑張ってやってみます。
ウッドデッキステップですが、上の抑えを切り欠いてとありますが、その事で一段目の階高がその分低くなってしまうのですが、差し金で角度を出しても階高がずれてしまいます!