「ウッドデッキをDIYしたいんだけど…」
「ウッドデッキの材料におススメなのは?」
とよく質問を受けます。どうも!自称ウッドデッキのプロあとりえどりーのissanです^^
最近、DIYでウッドデッキにチャレンジされる方が増えているような…。DIY応援隊の私にとって、大変喜ばしいことです!
ウッドデッキをDIYする時に、まず悩むのが「どの材料を使うか?」なのでは。
確かにウッドデッキに使える材料は、たくさんの種類があるので迷って当然でしょう。
やはり「予算内で、いかに理想のウッドデッキに仕上げるか?」が材料選びのポイントになります!
そのためには、材料の耐久性のことや後々のメンテナンス費用も考えておかなければいけません。
ということで、今回は【DIYでウッドデッキの材料に何を選ぶとべストなのか?】という解説をしていきましょう。
ウッドデッキの材料におススメなのは?
デッキの材料には、大きく分けて天然材と樹脂材の2種類あります。
ウッドデッキをDIYする場合、樹脂材を選ぶことはまずありませんので天然木で話を進めていきましょう。
天然木ならハードウッド?それともソフトウッド?
天然木は、ハードウッドとソフトウッドの2種類に分けることができます。
さっそく、それぞれ詳しくみていきましょう。
ハードウッドについて
ハードウッドとは、その名前からイメージできる通り「堅い木」です。要は、密度が高く(比重が高い)耐久性に優れた材料になります。
ハードウッドの代表的な材はこちらです。
- ウリン
- イペ
- イタウバ
- サイプレス
- セランガンバツー
こちらのウッドデッキは、セランガンバツーで製作させていただきました~。
ちなみに、公共施設でよく使われているのもハードウッドです。
やはり長い目で考えると、ハードウッドのメリットはコストパフォーマンスの高い材料と言えます!
最近、ウッドデッキにハードウッドを選ばれる方が多いのもよく分かりますね。その人気ぶりで、希少価値が高まって価格がどんどん高騰していますが…^^;
ただ、このハードウッドにはデメリットがあります。それは加工性が悪いこと^^;具体的には…。
本当に堅い!
もちろん、手ノコでカットなんてとんでもないです。
ビス留めする時も、必ず専用の錐を使って下穴をあけてから、堅木用のビスで留め付けしなければいけません。
ホゾ組したくてホゾ穴をあける時も、もちろん苦労します^^;
非常に重たい!
ハードウッドの規格サイズは、比較的短い2000mmくらいまでが多くなっています。
このことがハードウッドの重さを物語っているのでは。確かに、90角の4000mmがあっても到底一人では持てませんからね^^;
そういったことから、ハードウッドはDIYに慣れた方でないとおススメできません。つまり、
- 電動工具の特性を理解していて、正しい電動工具の扱いができる。
- ノミや手ノコ・カンナといった手道具を扱う技術を持っている。
これらに自信があるなら、材料にハードウッドを使ってウッドデッキのDIYにチャレンジする価値は十分あります!やはり、コストパフォーマンスが高いですからね^^
ちなみに、私がハードウッドを仕入れる時よくお世話になるになるのは、リーベのウッドデッキ&ガーデンさんです。
もし、そこまで自分のウデに自信がないというなら、次に紹介するソフトウッドがおススメです。
ソフトウッドについて
ソフトウッドは、堅いハードウッドの逆で「柔らかい材料」のことを言います。
ハードウッドに比べ、耐久性はかなり落ちるというデメリットはあります。でも、価格も手頃で加工性もいいというメリットがあり、特にDIY初心者さんにおすすめしたい材料です。
ソフトウッドの代表的な材は、こちらです。
- SPF
- スギ
- ヒノキ
- SPF防腐注入材
- レッドシダ―
これらのソフトウッドは、ハードウッドと違い節もたくさんあるので、温かみのあるイメージの仕上がりになります^^
もちろん、耐久性を高めるために防腐塗料の塗装など定期的なメンテナンスは必要ですよ!
ウッドデッキのメンテナンスについてはコチラ!
⇒ウッドデッキの塗装メンテナンス!仕上がりに差がつく方法とは?
↑我が家のウッドデッキはレッドシダーで製作
ソフトウッドの中で、一番安くホームセンターでも簡単に手に入るのがSPF材です。DIY初心者さんには「まずはコレから!」と言いたいのですが…。
せっかくDIYした愛着のあるウッドデッキ。簡単に腐ってしまったらショックでしょ^^;SPF材は、雨のあたらない内装材と考えておきましょう。
では「ソフトウッドの中でもおすすめは?」って聞かれたら私はこう答えます。
「少しでも予算が取れるなら、レッドシダーが一番です!」と。
なぜなら、レッドシダーはソフトウッドの中で一番耐久性が高いから!状況やメンテナンス具合にもよりますが、6~10年位(もしくはそれ以上)は持つでしょうね。
↑我が家で約10数年前に設置したレッドシダー(ちなみに無塗装)の側溝フタです。冬の間は雪の下に埋まっていますが、まだ腐っていない(一部交換済)パーツがほとんどです!
超劣悪な環境なのにこの耐久性!特に、あの頃のレッドシダーの質は抜群でしたね^^
レッドシダーは耐久性が高いからと言って、ハードウッドのように無塗装というわけにはいきません。必ず、防腐塗料を塗装しましょう。もちろん定期的なメンテナンスも。
そんな加工性と耐久性のバランスが良いレッドシダーも、その人気から価格が急上昇しています^^;
もちろん、比較的安価なハードウッドと比べたら断然安価ですよ!
でも「そこまで予算が…^^;」と言われるなら、次におススメなのが【防腐注入材】になります。
↑防腐注入材は、表面が緑系の色合いです。
防腐注入材は、SPF材などに防腐効果のあるクスリを注入して作られています。
確かに表面はよく浸透していますが、芯までは行き届いてません。(切断してみるとよく分かりますよ)
ですので「耐久性は?」と聞かれたら「あんまりかな」と答えます。しっかり防腐塗料を塗って定期的にメンテナンスしても、耐久性は4~6年位でしょうね。
というわけで、ソフトウッドは価格と加工性の良さからDIY初心者さん向けですが、できればレッドシダーか防腐注入材を使いましょう!
では次に「じゃあどっちがいいの?」というお話を続けていきますね。
ハードウッドとソフトウッドどっちが良いの?
ウッドデッキのDIYにソフトウッドを選ぶかハードウッドを選ぶかは、予算だけではなくとDIYの技術(要はウデ)も関わってきます。
だから、一概にどちらが良いかということは言えません。
ただ、どちらもメリット・デメリットはあります。
なので、その特性を上手く利用して【予算内に収まる理想のウッドデッキ】を考えていきましょう!
ということで、次にウッドデッキの材料選びに役立つ裏ワザも紹介しますね。
ウッドデッキの材料選びの裏ワザ
ハードウッドとソフトウッドについて理解していただけましたか?それでは、賢い材料選びのコツをみていきましょう。
ウッドデッキの材料選びの裏ワザとは、部分別(パーツごと)に材料を使い分けるという方法です!
「え、どういうこと?」って言われそうなので、さっそく説明しましょう。
ウッドデッキは、基礎とデッキ本体で作らていますよね。さらに本体を、パーツ分けするとこのようになります。
- 土台・根太
- 柱
- 床
- フェンス
ちなみに、この順番は傷みやすい順番でもあります。
一見「見えている床が一番傷みやすいのでは?」と思われがちです。
でも実際傷んでいる床をめくると、ほぼその下の根太や土台は腐っています^^;
これまで私は、何度もメンテナンス補修をしてきているので間違いないでしょう。
根太や土台は、一番傷んでほしくない部分でもあります。なぜかというと、傷んだ時のやり替えが大変だからです!
そのかわり床やフェンスは、メンテナンス(洗いや塗装)や補修もしやすいので多少耐久性の落ちる材料でもOKということです。
もしソフトウッドを利用するなら、
- 根太・土台の材料には、耐久性の高いレッドシダーをしっかり塗装(2~3回塗り)して使う!
- 柱(下場にパッキン併用)・床・フェンスの材料には、比較的安価な防腐注入材を使う!
というように、材料を使い分けることが一番なのかと…。
もちろん予算があるなら、根太・土台にハードウッドを使って、その他のパーツにレッドシダーを使うとより耐久性があがりますよ^^
それでは最後に、今回のお話をまとめましょう!
まとめ
いかがでした?今回は、ウッドデッキをDIYする時におすすめの材料について解説してきました。
- 予算と技術があるなら、ハードウッドが一番コスパが高くおすすめ!
- ソフトウッドなら、レッドシダーか防腐注入材がおすすめ!(SPF材は避けよう)
- 材料選びの裏ワザとして、パーツごとに使う材料を変える方法もある!
ウッドデッキの材料にはいろんな種類があって悩むところですが、せっかくのDIYなので少しでもコチラの記事が参考になればと思っています!
実は、あともう一つ【ウッドデッキの材料選びに関すること】でお話しておきたいことがあります。
それは【ウッドデッキに屋根を付ける】ことです!
屋根付きにすることで、雨にあたることがなくなるので耐久性がグンとUPします。
ということは、使う材料もALL比較的安価な防腐注入材でも十分OK!もちろん、ウッドデッキに屋根を付けることでほぼメンテナンスフリーにもなりますよ~^^
この記事にいただいたコメント
初めまして、9月中にウッドデッキというよりも庭に2階ベランダからでる外階段をDIYを予定しています。60代女性です。(ここでハードルが上がりました)趣味の木工暦は10年ほどで我が家の家具や建具・リフォームなどは全部DIYです。木工機械は昇降盤と自動カンナ・手押しカンナ・角のみなどは外部の工房を利用しています。その他はスライドマルノコやルーター、ジョイントカッターなどは持っています。週末に材料などを近隣のウッドデッキ専門的に見に行く予定です。アドバイスが欲しいのは、その材料の選定です。ハード材を希望なのですが、その堅さに躊躇しています。私は広葉樹が好きで家具や建具などはすべて広葉樹ですが組木などの細工はいつも大変です。今回はステンレス釘を使うので穴あけだけですがその堅さと重さに不安です。カットはスライドマルノコを利用しますが、190mmサイズなので、厚みは55ミリまでです。そのために根太は外部でカットしてもらうつもりです。また、図面を作成するのが苦手なのでアドバイスをいただけるとうれしいです。
コメントありがとうございます!また、返信が大変遅れまして申し訳ございません。
外階段のDIYですが、木工歴10年なら完全にDIYの域を超えてらっしゃると思います!私がアドバイス…少し尻込みしてしまいます〜。
ところで材料選びのハードウッドですが、耐久性に関しては素晴らしいのは間違いありません。
ただ問題は、やはり加工です。ホント硬いので…。なので、できるだけ単純な作りにされることをオススメします。
複雑なホゾ組などもってのほか。なるべく金物を使って、シンプルなおさめ方がベストです。
また図面に関してですが、別記事にウッドデッキの階段の作り方を書いていますので、よかったら参考にしてください。(手書きの図面ありです)
そちらで紹介している施工に、シンプソンの階段金物を組み合わせるのもありかと…。
以上、少しでも参考になればいいのですが。
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