ログハウスのデメリット10個!永住して実感した事とは?

ログハウス
この記事は約12分で読めます。

やっぱりログハウスには、デメリットってあるんだ!?

 

そうなんです。もちろん、ログハウスにもデメリットはあります^^;ただ、それをデメリットと思うかどうかは別の話になるんですけどね。

どうも!あとりえどりーのissanです^^

 

ログハウスに憧れ「住むなら絶対ログハウスがいい!」と決めて、それを実行した私たち夫婦。早いもので、そんな念願のログハウスに住み始めて約15年になりました^^

 

そこで、永住し生活しているからこそログハウスのメリットやデメリットってやつをいろいろ実感しておりまして…。

 

issan
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もしあなたも、ログハウスで生活したいなら、建てる前に知りたいことがたくさん出てくると思います。

 

そこで、できれば実際ログハウスに住んでいる人の感想ってめっちゃ聞きたいですよね!?

 

ということで、今回はあえてログハウスのデメリットについて紹介していきます。それではさっそく、お話を進めていきましょう!

ログハウスのデメリットについて

はい。それではさっそく、お話を進めて行きたいと思います^^私は普段から仕事でもログハウスに関わっているので、デメリットについて包み隠さずご紹介しますよ。

 

さっそくですが、ログハウスのデメリットとして主に10個あります。

  1. セトリングが起きる!
  2. メンテナンスが必要である!
  3. 木が割れたり反ったりする!
  4. 雨漏りすることもある!
  5. 壁にホコリがたまりやすい!
  6. 収納スペースが取りにくい!
  7. 気密性がよくない!
  8. が寄ってきやすい!
  9. 建築条件に注意!
  10. その他!

 

それでは、一つずつ詳しく解説していきましょう!

 

デメリットその1:セトリングが起きる(調整が必要)

セトリング」っていう言葉を聞いたことがありますか?

ちなみにセトリングとは、英語で「沈む」とか「落着く」ということを意味します。ログハウスで起きるセトリングとは、一言で言うと「壁が下がる」ことです。

 

ええ、、、壁が下がってくる???」「どういうこと?なぜ?」って思いますよね^^;

 

ご存じだと思いますが、ログハウスは一本一本無垢の材料を組み上げていく工法で壁が作られています。

そういったことから、セトリングの理由を2つ挙げることができます。

  1. ログ本体の重みやロフト(2階)など、上からの荷重が増すことでログ壁が下がる。
  2. 年月とともにログ材の乾燥が進み、少しずつ収縮してログ壁が下がる。

 

ちなみに我が家のログハウスの場合、最初の1年半ほどで2~3cmくらいセトリングしました。

 

issan
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では、セトリングの調整について説明しておきましょう。

セトリングは、建築後3年くらいで落ち着きます。それまでは、定期的にセトリングの調整をする必要があります。

主なセトリングの調整内容は以下のとおりです。

  • ログ壁に通している通しボルトを増し締めする。
  • ウッドデッキや1階に立てた柱のジャッキを下ろす。
  • 階段下のスペーサーを抜く。

 

ちなみに、これらの作業はそんなに難しくありませんので、そう心配することはありませんよ^^

通しボルトの調整

 

柱のジャッキの調整

あと、セトリングの影響で起きやすいデメリットについても触れておきます。

 

issan
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それは、窓やドアといった建具に不具合(開け閉めがしにくくなる)が起きることです^^;

ログハウスで建具を施工する場合、セトリングによって建具がつぶれてしまわないように【セトリングスペース】という空間を空けます。通常は、建具の上部に50mmくらいのセトリングスペースをとります。

ただ、セトリングが進むことで上下左右から多少なりとも負荷がかかります。その影響で、建具の開け閉めがしにくくなるのです。
実は、これってホント~によくあることなんです。もちろん、我が家でも何回も起きましたよ。建具の不具合は、建具本体の調整機能を使って直せる場合はいいのですが、そうでない場合は少しやっかいになります。
どうしても直らない時は、建具をカットしなければいけないこともあります^^;この作業は、素人では難しいので業者さんにお願いした方がいいでしょうね。

 

デメリットその2:外壁塗装メンテナンスが必要である。

ログハウスは無垢の木で出来ています。当然ですが、外壁に関しては耐久性を高めるために定期的な塗装メンテナンスをしなければいけません。

 

issan
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なぜなら、雨・風・雪・紫外線による日焼けなどによる老朽化を防ぐためです。

 

できたら、5年位に1度は防腐塗料を塗り直すことをおススメします。外壁に加えウッドデッキやテラスも、同時にメンテナンスをしましょう。

 


↑当時年少さんだった長女こっちゃんも塗装のお手伝い^^

 

この外壁塗装メンテナンスで大事なのは、塗り直すということ。どういうことかと言うと、洗いをしてから新たに防腐塗料を塗るということです。

洗わずに上から塗ってしまうと、汚れやカビを閉じ込めてしまうことになります^^;

 

しっかり汚れやカビを洗い落とすことで、耐久性が上がるのはもちろんのこと仕上がりにもかな~り差が付きます!

 

あと、この外壁塗装メンテナンスには、安全確保のため基本的に足場が必要になります。もし、ご自分でやる場合でも足場費も含め10万単位の費用がかかることを覚えておきましょう。

 

issan
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外壁塗装メンテナンスをDIYしたいなら、こちらの記事を参考にしてくださいね^^
ログハウスの外壁塗装メンテナンス!失敗しないコツとは?
ログハウスのメンテナンス!外壁塗装DIYにかかる費用とは?

デメリットその3:木が割れる、反る、縮む

無垢材は性質上、必ず割れたり反ったり縮んだりします。

ログハウスに使われる材は、しっかり乾燥されており割れや反りが起きにくいように加工されています。ただ、無垢材なので加工された後からでも、割れてきたり反ってきたりすることは避けられません。

 

issan
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もし、どうしても割れや反りといった現象が嫌な方は、ログハウスは避けた方がよいと思います。

ログ材は、一般住宅で使われる新建材とはまったく性質が違うことを理解しておきましょう。

 

デメリットその4:雨漏りすることがある

え、雨漏りするの?」って思われますよね^^;

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ログハウス特有の雨漏りは、天井からポタポタ落ちてくる雨漏りではありません。

それは、ノッチと言われる部分(ログ同士が交差しているところ)から浸みだしてくる雨漏りのことです。

↑ココがノッチです。

ノッチは、基本的に水が回りにくい加工がされています。ただ、台風時のような横殴りの雨が降った時は、どうしても水がまわりやすいことも事実。

ノッチ部分からの雨漏りを防ぐには、外部からのコーキングが一番効果があります。

 

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特に風の強い地域にログハウスを建てる場合は、あらかじめ建築時にコーキングされることをおススメします。

デメリットその5:壁にホコリがたまりやすい

ログハウスは施工方法でタイプが違ってきます。

我が家の場合は、マシンカットの角ログタイプ。で、ホコリがたまりやすいのは、やはりハンドカットの丸太タイプでしょうか。あと、マシンカットの丸太もあります。

 

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これらの丸太タイプは、どうしてもカーブの部分ホコリが溜まりやすく、かなり掃除が大変です^^;

我が家のマシンカットで角ログの場合、ホコリのたまり具合はまだマシなほうです。年に一度の大掃除の際に、掃除機で壁を吸うだけでスッキリ綺麗になりますよ~。

 

デメリットその6:収納スペースが取りにくい

ログハウスは、収納スペースに困るとよく言われることがあります。

 

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それは2階の収納のことでしょう。ログハウスの2階は、ロフトとも呼ばれます。ある意味、屋根裏部屋的と思っていただくと分かり易いでしょう。

 

要は、基本的にロフトには立ち上がりの壁がないので、天井の斜め部分がデッドスペースになってしまうのです。

↑ココがもったいないんです^^;

そんなことで、我が家の場合ちょっと工夫をしてこんなロフト収納を作りました!

 

キャスター付きの収納スペースです。一体感を持たせるように、天井と同じ材を使っています。

 

さらに、天井の斜めを利用して洋服の収納スペースも作りました!

こうすれば、たくさんの洋服を収納しておくことができます。

 

2階の収納に関して、一番良いのは【ドーマー】を設けることです。

ちなみに、我が家はゲーブルドーマーにしましたよ^^

 

ドーマーを作ると立ち上がりのが増えるので、収納スペースがとりやすくなります。もちろん、ドーマーで空間も増すので部屋として仕切ったりすることも可能です。

 

issan
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ログハウスは、あえて見せる収納が似合うのも魅力の一つであることも覚えておいてくださいね^^

 

ちなみにデメリット5番のホコリのところでお話した、丸太タイプのログハウスは、壁にくっつけて家具を置くことができません。そういった意味でも、このタイプは収納に関して不便かもしれませんね。

 

デメリットその7:気密性が悪い

ログハウスには、セトリングが起きることをデメリット1番で紹介しました。

 

issan
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それで、建具まわりはわざと隙間をあけた施工をします。もちろん、その隙間には断熱材を詰めて外から防水テープも貼ります。

 

これらは、気密性を高める施工にはなりますが100%ではありません。ですから、一般住宅と比べるとどうしても気密性が悪くなってしまうのは事実です。

ただ「気密性を求めすぎるのもどうなのかな?」というのが私の正直なところですが…。

 

デメリットその8:虫がよってきやすい

これに関しては、ログハウスに限らないと思います。

 

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ログハウスは、自然豊かな土地に建築することが場合が多いので、どうしてものことを言われてしまうのかもしれませんね。

寄ってくる虫と言えば、カメムシ・ハチ・テントウムシ・ムカデ・アリなど…。

 

我が家も「えっ、何処から?」といつも不思議に思いますが、こういった虫に侵入されることがあります。ただ、ログハウスではないご近所の方に聞いたところ、とても我が家と比べ物にならない位侵入されているようで、かなり困っておられます。

 

結局、虫に関しては建てる土地の環境条件に大きく左右されるということです。

建具まわりのこういった隙間は、一番虫が付きやすいですね^^;

 

デメリットその9:建築条件が厳しい

ログハウスは、一般住宅に比べ建築条件に関して制限がかかることがあります。

建物の建築には、建築基準法防火法という取り決めに従わなければいけません。特にログハウスの場合、壁の表面が無垢の木なので防火基準に規制を受けやすいです。

 

その内容は以下のとおりです。

  • 防火地域」にはログハウスを建てることができない。
  • 準防火地域」には耐火認定を受けているログハウスでないと建てることができない。

 

これらの地域は、国土交通省が指定しています。前もって、建築される場所が指定を受けていないかどうか調べておきましょう。

 

issan
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あと、ログハウスに限らず建築には決まり事がありますので紹介しておきます。

 

まずは、建物の大きさや高さ・日照に関する規制です。これは、地域によって制限内容が変わってきます。

もう一つ、住宅と道路についての規制もあります。それは、道路幅が4メートル以上の道に接していない場合、建物の建築は認められません。

こういったことから、あらかじめログハウスを建てたい場所の各規制を調べるておくことも大切です。

それでは次に、最後のデメリットについて見ていきましょう!

 

デメリットその10:その他

その他、細かいことですがデメリットなのかも?ということを挙げておきましょう。

それは、設計を間違えるとこんな事も起きます。

我が家の勝手口は、軒に当たってしまい最後まで開けることができません^^;

 

issan
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こんなことは稀なのかもしれませんが、念のため設計の段階で確認しておいた方がいいです。基本的に、ログハウスの屋根は勾配がきついことも特徴になりますので…。

 

それでは最後に、今回お話した内容を振り返っておきましょう。

最後に

いかがでした?今回は、あえて「ログハウスのデメリット10個」について紹介しました。その内容をもう一度お伝えしておきますね!

  1. セトリングが起きる!
  2. メンテナンスが必要である!
  3. 木が割れたり反ったりする!
  4. 雨漏りすることもある!
  5. 壁にホコリがたまりやすい!
  6. 収納スペースが取りにくい!
  7. 気密性がよくない!
  8. が寄ってきやすい!
  9. 建築条件に注意!
  10. その他、慎重に設計を!

 

で、「あえて」と言ったのは、私たちはログハウスにデメリットを強く感じたことがほとんどないからです!

issan
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逆に、メリットと捉えてログハウスでの生活を楽しんでいるといった感じなんですね^^

でも、それは私達だから…? と考えると、これからログハウスを建てる方のためにも、紹介しておいた方が良いと思いました。

今回挙げた位のデメリットなら「全然平気!」「逆に楽しそう^^」と思えるなら、絶対ログハウスはオススメです!

 

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この記事を書いた人
いっさん

ログハウスとハンドメイド家具のあとりえどりー代表。(和歌山→名古屋→滋賀)移住後は、田舎暮らしを楽しみながら自分軸で生き自分発信中。
主にログハウスでの暮らし・子育てで学んだこと・アウトドアやDIYについて日々綴っています。
2003年&2012年生まれの姉妹のお父ちゃんです!

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